2012年5月3日木曜日

食べる姿って癒されませんか?

食べる姿って癒されませんか?

私は、我が家で飼っている猫がご飯を食べている姿を見るのが大好きです。

なんかとっても癒されるんですよね。「あー食べてる食べてる」って思うと、なんか嬉しくなるんです。

気持ちよいというか・・・

猫だけじゃなく、犬でも同じです(飼ってないけど)あと、自分の子どもも(ペットと並列に書くのはどうかと思いますが)食べてるのをみると嬉しいし安心するし癒されます。



それって何故でしょうか?

素朴な疑問ですが・・

それとも私だけですかね?

なんか猫がご飯食べてると、食べ終わるまで見入ってしまいます(笑







ええ、わかります。かわいいですよね♪



あまり真面目に分析すると味気ない話になってしまうのですが、多分それは、遺伝的なレベルで本能として組み込まれている感覚なのだと思います。





自然選択の考え方で生物の進化を説明すると、環境に適応して生存率や繁殖率を高くできる傾向を持っていた生物が、結果として生き残り、それを世代を経て繰り返してゆくうちに、その傾向を強めてゆく、とされています。



「自分が愛情を注いでいる対象が食べ物を食べている姿を見ると、喜びを感じる」という事についても、自分の子供の生存率を高めるのに有利な方向への進化、と説明する事が可能です。





子育てをする生き物に限られますが、例えば、同種の生物で、自分の子供に食べ物を与える事に喜びを感じる集団と、全く喜びを感じない集団が存在したと仮定します。



子供に食べ物を与えるには、それを狩るなり、自分の栄養から母乳を作り出すなり、色々と苦労が伴います。

それでも、喜びを感じる集団の親は、積極的に子供に食べ物を与えるでしょう。

一方、喜びを感じない集団の親は、子供が死ぬのは嫌である、という感覚があれば、一応必要最低限の食べ物は与えるでしょうが、喜びを感じる側ほどには積極的に食べ物を与えないと考えられます。



そうすると、両者の子供達の生存率に差が出ます。



喜びを感じない側の親に育てられた子供達は、栄養状態が悪く、大人にまで成長できる確率が低くなり、また成長できたとしても、もう一方の栄養状態の良い子供達との生存・繁殖の競争に不利になります。



結果として、喜びを感じない側の子孫は、世代を経るごとに淘汰されて減少してゆき、喜びを感じる側の子孫が増え、その特徴を受け継いでゆきます。

その中でもさらに、より強く喜びを感じ、積極的に子供に食べ物を与える者が、生存競争に有利になり……というのを繰り返して、その傾向が強化されてゆくわけです。



もっとも、生存率や繁殖率に関わる要素はそれだけではないので、どれだけ子供に食べ物を与える喜びが強くなっても、それに応じて効率的に食べ物を手に入れられる能力が伴わなければ、それ以上の強化は起こらないでしょうが。





……まあともあれ、自分の子供を含め、自分が愛情を注いでいる対象に食べ物を与える事に喜びを感じる、というのは、そういう本能的な感覚に由来している部分が大きいのだと思います。







なお、人間が人間の子供に限らず、猫や犬を「かわいい」と思う感覚にも、本能的な要因があります。



いわゆる「母(父)性本能」としてひと括りにされるものにも、細かく分けてゆくと色々な種類があるのですが、そのひとつに、大人と子供を視覚で見分ける能力があります。



まず、顔に対する目の大きさと高さ。



子供の目は、顔全体に対して比較的大きく、またその高さは、顔の中央付近か、それより下寄りにあります。

これが大人になると、目の成長比率よりも頭全体の成長比率が大きいため、対比として目が小さくなり、脳が入っている頭の上半分よりも、顎がある下半分の方が大きく成長するため、目の高さも高くなります。



人間はどうやら、この目の大きさと高さで本能的に子供の顔と大人の顔を見分けているらしく、子供の顔の方がより「かわいい」と感じるようにできています。



同様に、全身の頭身も子供と大人を見分ける要素です。

大人になると手足がすらりと伸び、頭身が高くなります。つまり、頭身が低い方が子供っぽく、かわいく見えるわけです。



漫画やアニメのキャラクターを見ても、目が顔に対して大きく、低い位置に描かれている場合が多いでしょう。

頭身は、足を長くして意図的に高くしている場合が多いですが、頭と肩幅の対比では、頭が大きめに描かれている例が多いはずです。

そうした、実は人間離れした姿でも「かわいい」と感じるのは、人間の持つ本能的な感覚に合致しているからなのです。



「かわいい」という事は「守ってあげたい」と思う事。子供に対してそういう感情を抱く事は、結果として子供の生存率を高める事になります。

その方が有利だったからこそ、進化の歴史の中でそういう感覚が備わり、強化されてきたのでしょう。



そして、その条件に合致しさえすれば、人間は、人間の子供以外の動物にでも「かわいい」という感情を抱きます。

特に子猫や子犬など、目が大きくてかわいいですよね……♪



この「かわいい」という感覚が向けられた対象にならば、前述の「食べ物を与える事に喜びを感じる」という本能も発揮されるようです。

ご質問の回答としては、本能的なレベルでは、そういう説明が可能、という事になります。



……もっとも、そういう視覚的な「かわいい」だけではなく、家族として共に生活しているかけがえのない存在である、という所からくる愛情の影響が、もっと大きいのだと思いますが。





素朴なご質問に、小難しい長文、失礼致しました。(汗

参考になれば幸いです。(礼








1匹だけなら癒されますが、2匹以上いると早く食べ終わった猫ちゃんが他の猫ちゃんのエサを食べようとします…(汗)







ネコちゃんの幸せがあなたのところにも飛んできているからですよ。

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